最短で英検準2級に合格したいですか?そのためには英語をマスターした人からそのステップやポイント、裏ワザを教えてもらう必要があります。
正直、私は英語をマスターするのにかなり時間を無駄にしたと思ってます。
なぜそうなってしまったか、それは身近に英語力が高い人がいなかったからです。すでに英語を話せる人が近くにいれば、そうはならなかったと思います。
私が今になってなんでそんなことに時間を使っていたんだと思う例の1つに、英単語帳150周というのがあります。単語帳がボロボロになるまで読み込みました。
でも今は思います。そんなことする必要ないよ!!!
せっかくこの記事にたどり着いたあなたには、最短で英検準2級に合格してもらいたいと思ってます。英検準2級というボスを倒して、次のステップへと進んでほしいと思ってます。
そのためにはまず、英検の難易度や合格ラインについて理解しておく必要があります。
英検準2級の難易度や合格ラインは?
英検準2級を受ける前に知っておかないといけないことは、次の2点です。
- 難易度
- 合格ライン
ゲームでボスを倒すときに必要な情報は、ボスの強さ(難易度)と必要な装備レベル(合格ライン)です。
難易度と合格ラインについてしっかり理解しておくことで、英検準2級合格にぐっと近づきます。
英検準2級の難易度
英検準2級の難易度は、大体高校1~2年生の英語レベルです。
長文問題では主に教育や科学などの社会的な分野に関するトピックが扱われます。
英検3級で基礎的なスキルや知識を身に着け、英検準2級でこれらの応用力を試されるようなイメージです。
英検準2級はセンター試験との共通点が多いため、しっかり対策をすれば大学受験にも生きてきます。
英検準2級の合格ライン
英検準2級の合格ラインを知っておくことで、どれくらい勉強しないといけないかを逆算することができます。
英検準2級の合格点は以下の通りです。
合格点 | 満点 | 問題数 | |
---|---|---|---|
一次試験 | 1322点 | 1800点満点 | 68 |
二次試験 | 406点 | 600点満点 | – |
上記の表は「CSEスコア」といわれる英検独自の採点方法をもとに計算された点数です。なので、受験者自身がCSEスコアを自己採点で計算することはできません。
英検準2級に合格するには各技能バランスよく6割とれていたら合格できるといわれています。まずは、一次試験の合格を目指し、リーディング、ライティング、リスニングで6割以上とれるようにしていく必要があります。
英検準2級で6割とるには、英検準2級の試験内容を知っておく必要があります。
英検準2級の試験内容
英検準2級の試験内容をしっかり理解することで、自分の中で戦略を立てやすくなります。
英検準2級は一次試験と二次試験に分かれます。
まずは一次試験の内容から見ていきましょう。
一次試験
一次試験はリーディング、ライティング、リスニングに分かれています。
試験時間は筆記75分、リスニング25分の合計100分です。
二次試験に挑戦するには、一次試験を突破する必要があります。しっかり対策と戦略を考えて臨みましょう!
リーディング
リーディングでは次のような問題が出されます。
- 短文の語句・空所補充:文脈に合う適切な語句を補う
- 会話文の文・空所補充:会話文の空所に適切な文や語句を補う
- 長文の語句・空所補充:パッセージの空所に文脈に合う適切な語句を補う
- 長文の内容・一致選択:パッセージの内容に関する質問に答える
単語や文法などの基礎スキルはもちろん、長文読解もできるようにする必要があります。
ライティング
ライディングでは「与えられた質問に対する自分の意見とその理由をだいたい50~60語で記述する」必要があります。
質問文は10~15語程度のものが多く、「部活に参加すべきか」などの身近な話題について出題されます。
英検準2級のライティングでは、基本的な単語や文法を知っておく必要があります。無理に難しい表現を使わずに、シンプルな言い回しで答えるようにしましょう。
リスニング
英検準2級のリスニングは次の3つの大問から構成されています。
- 会話の応答文選択
- 会話の内容一致選択
- 文の内容一致選択
各大問10問ずつで合計30問あります。
英検準2級のリスニングの音声は一度しか流れません。
コツは会話の内容をイメージすることです。人間は、文字を記憶するよりも画像を記憶するのに長けています。国語で音読した文章の文字を思い出すことはできますか?おそらくほとんどの人は国語の内容を画像やイメージで思い出していると思います。
二次試験
二次試験では、面接委員一人と個人面接を行います。具体的には約6分程度の面接形式のスピーキングテストを行います。
以下が英検準2級の二次試験の内容です。
課題内容(得点) | 出題形式・課題 |
---|---|
音読(5点) | 受け取ったカードに50語程度の英文が書いてあるので音読する |
パッセージについての質問(5点) | 音読した内容に関して英語で質問されるので文中から答えを探し回答する |
イラストについての質問(5点) | イラスト内の人物が何をしているのか状況を説明する |
イラストについての質問(5点) | イラスト内の人物の気持ちや行動、状況を説明する |
受験者自身の意見など(5点) | カードの内容に関する質問をされるので受験者自身の意見を答える |
受験者自身の意見など(5点) | 日常生活をテーマで受験者自身の意見を聞かれるので答える カードのトピックに直接関連しない内容が含まれることもある |
アティチュード(3点) | 面接中(約6分間)、評価される |
ここでも同じく簡単な英語を使うようにしましょう。
ちなみに私がスピーキングを定着させた方法は、常に英語で考える癖を作るという方法です。例えば、リンゴが目に入ったら、「Oh my god, this apple looks so delicious.(このリンゴ超うまそう)」と頭のなかで考えるようにします。他人から変な目で見られてもいいなら口に出しても構いません。笑
さてここまでが英検2級の試験内容でした。これまでに英検2級は難しいと耳にしたことはありませんか?次のセクションではなぜ英検準2級のが難しいと言われるのか、その理由に迫っていきたいと思います。
英検準2級が難しいと言われる理由
英検準2級は難しいと耳にしたことはありませんか?
その理由は以下の通りです。
- 合格率が低い
- 長文の穴埋め問題がある
- 単語力が求められる
- リスニングが一回しか聞けない
- 面接がある
3級と比べるとかなりレベル感が変わってきます。
合格率が低め
英検準2級は合格率が低めです。
英検3級の合格率が50~53%と、受験者の半分以上は受かっているのに対し、英検準2級の合格者は30~35%と3人に一人くらいしか合格できなくなります。
つまり、英検3級と比べると英検準2級の試験の難易度はかなり上がっていると言えます。
具体的にはどういったところが合格率の低さにつながっているんでしょうか?それは、長文の穴埋め問題にあります。
長文の穴埋め問題がある
英検準2級には、英検3級にはない長文の穴埋め問題があります。
長文の穴埋め問題の難しさは、問題となっている穴の前後の流れをしっかり理解しないといけないところにあります。
長文を理解するには、基礎的な単語力や文法を身に着ける以外にも、読解力やタイムマネージメント能力が求められます。
特に単語力に関しては、具体的にどれくらい必要なんでしょうか?
単語力が求められる
英検準2級に合格するのに必要な単語数は3600語といわれています。
3600語くらいになってくると試験前日に付け焼き刃でどうにかなるボリュームではありません。毎日ちょっとずつ使える単語を増やしていきましょう。
ちなみに私が思う最も効果的な単語暗記方法はAnkiを使うことです。Ankiは人間の長期記憶に定着しやすいベストなタイミングで復習問題を出してくれるので、最小限の時間と労力で目標に近づけます。(詳しくは後で話します。)
リスニングが一回しか読まれない
リスニングが一回しか読まれないのも、英検準2級が難しいと言われる要因の1つです。
このシステムは、リスニング能力を正確に評価するために導入されています。
この一回しか聞けないという制約は、受験者にとってかなりのプレッシャーとなることがあります。リスニング力の向上には、継続的な練習とリスニング技術の向上が必要です。
面接がある
英検準2級の二次試験では面接を行います。ここでは受験者のスピーキングスキルが試されます。
英検3級でも面接はありますが、質問内容が準2級と異なります。これが英検3級と準2級の質問内容の違いです。
形式・課題 | 準2級 | 3級 |
音読 | 1問 | 1問 |
パッセージについての質問 | 1問 | 1問 |
イラストについての質問 | 2問 | 1問 |
受験者自身の意見など | 2問 | 0問 |
受験者自身のことなど | 0問 | 2問 |
受験者は、試験官との対話を通じて、日常的な状況や簡単なトピックについて話す能力を試されます。
面接は、実際のコミュニケーション能力を評価するため、受験者にとっては特にプレッシャーがかかる場面です。しかし、実際に英語を話せるようになるためにかなり効果的なステップです。英検準2級の面接を通して、実際のコミュニケーションに役立つスキルを磨きましょう。
これで、なぜ英検準2級が難しいと言われているかわかったと思います。とはいったものの英検準2級に合格しなくてはいけません。では、どうすればいいんでしょうか?
英検準2級の対策
英検準2級が難しいと感じたとには、次のことを試してみてください。
- とにかくアウトプットで単語力を極める
- 全ての基礎の文法をマスターする
- ライティングスキルを高める
- リスニングスキルを磨く
- 面接対策を行う
単語力の向上
英検準2級に合格するには、単語力の向上欠かせません。3級と比べて格段に使用する単語量が多くなってきます。
単語を覚えるコツは「とにかくアウトプット」を意識しましょう。
先ほど紹介したAnkiを使って、とにかくアウトプットを実践していきます。
Ankiはスペーシング効果と呼ばれる科学的に証明されている方法を活用した学習ができるため、復習のタイミングが最適化され、効率的な学習が可能です。難易度に応じてカードの再出題タイミングが調整されるので、記憶の定着が促進されます。
全ての基礎の文法をマスターする
ぶっちゃけて言うと、英文法と単語力さえマスターしてしまえば、あとは英語に慣れるだけです。それくらい英文法は大切なんです。
ちなみに英文法を中学時点でマスターしておけば、将来の学習効率において100倍以上の差が出ると言われています。
リーディングに関しても、正しい文法を理解することで、読んだ文章を正確に理解しやすくなります。文法の知識があることで、文章の構造や意図が把握しやすくなります。
スピーキングに関しても、正しい文法を使うことで、自分の意図を正確に相手に伝えることができます。文法の不正確さは、コミュニケーションの誤解や混乱を引き起こす可能性があります。
ライティングに関しても、正しい文法を使うことで、文章の明確性が向上します。意味が不明確な文は、読者にとって理解が難しい場合があります。
ちなみにこれもAnkiをつかって記憶するのをお勧めします。
ライティングスキルを高める
単語力を伸ばして、文法の基礎をマスターしたら、次にライティングスキルを磨いていきます。
ライティングで大事なことはいくつかあります。例えば、
- 問題文をよく理解する:与えられたテーマや指示をしっかりと理解しましょう。問題文を読み逃さないように注意深く読みます。
- 具体的な例や事実を使う:主張や意見を裏付けるために、具体的な例や事実を挙げると説得力が増します。
- 単語や表現のバリエーション:同じ表現を繰り返さず、多様な単語や表現を使うことで、文章が豊かになります。
- 正確な文法と表現:正しい文法や適切な表現を使い、読者に明確に伝わるようにします。
- 時間の管理:指定された時間内に文章をまとめる練習を行います。
これの点に気を付けながら高得点を目指しましょう。
特に正確な文法と表現を使って、ライティングをする習慣をつけていきましょう。少し難しい表現を使って、文章を書く場合は、本当にその表現があっているのか、もし少しでも不安がある場合は簡単な表現を使って間違いを防ぎましょう。
例えば、He is too tall to sleep in the bed.(そのベッドで寝るには彼は背が高すぎる)という表現があっているか不安な場合は、He is too tall. So, he can’t sleep in the bed.(彼は背が高すぎる。だからそのベッドでは寝れないよ)といったように文章を分けてもいいので、簡単で正確な文法と表現を使いましょう。
リスニングスキルを磨く
文法、単語、ライティングスキルのほかに、リスニングスキルも必須です。
リスニングスキルを向上させる方法は以下の通りです。
- アクティブリスニング:聞くだけでなく、内容を理解し、要約する練習を行います。主旨や重要な情報を把握する能力を高めます。
- リピーティング(反復聞取):同じ音声を何度も聞くことで、聞き取り能力が向上します。特に難しい部分や発音の違いに注意を払います。
- 字幕を活用する:動画や映画を視聴する際、英語の字幕を表示させることで、聞こえてくる言葉とその意味を関連付けながらリスニングの練習ができます。
- シャドーイング:聞こえてくる音声を理解しやすくなり、リスニングスキルが向上します。また、ネイティブスピーカーの発話を正確に模倣することで、新しいフレーズや表現を習得しやすくなります。
- わからない単語や文法は調べる:リスニング練習中に出てきたわからない単語や文法表現は、その都度調べる習慣をつけます。
私は英語学習において一番大事なのは、効果的な練習方法ではなく習慣づけだと信じています。これを言っては元も子もありませんが上記で紹介した方法も続けなければ意味がありません。
この観点から、私がおすすめするのはドラマや映画を字幕を活用してみて、わからない単語や文法は調べる癖をつけるようにする方法です。
YouTubeを見る代わりにすこし海外のドラマを見るようにする、この些細な意識が大きな結果を生み出します。
面接対策を行う
最後に二次試験の面接に合格するための方法を紹介していきます。
英検準2級の面接対策には以下のポイントがあります。
- 基本的な自己紹介の準備:名前、出身地、趣味、好きなことなど、基本的な自己紹介を練習しておきましょう。
- 簡潔な表現:答えは簡潔で明確に述べるように心がけましょう。長すぎる説明は避けます。
- 意見を述べる練習:特定のトピックについての意見を述べる練習を行います。自分の意見を明確に伝えることが求められます。
- 具体的な例を挙げる:質問に対する具体的な例や経験を挙げることで、答えがより説得力を持ちます。
- 模擬面接の練習:友達や家族と模擬面接を行い、実際の面接状況に慣れるようにします。
これらに共通して言えること、それは普段から英語で話す習慣をつけるということです。友達や家族に手伝ってもらって英語で話す習慣をつけましょう。
「いや、それは恥ずかしいから無理だわ」
はい、めちゃくちゃわかりますその気持ち。そこで私がおすすめするのは独り言です。独り言は口に出さなくても構いません。頭の中で英語で文章を組み立てる習慣をつけることができると正直無敵ですよ。
最後に、皆さんお待ちかねの英検準2級の裏技について紹介していきたいと思います。
英検準2級の禁断の裏ワザ
本当にわからない問題に出くわしたとき、どうしても勉強できずに試験に挑まないといけない状況に陥ったときには、この方法を使ってください。
ただし、この裏技を使っても英語力は伸びません。どうしようもない状況の場合のみこの裏ワザを使ってください。
それでは禁断の英検準2級の裏ワザを紹介していきます。
過去問が最強
問題の出題者からすると、過去の英検準2級の難易度と同じくらいの問題を出したいと思ってしまいます。
また、問題の出題者が一番嫌がることは、問題の答えが正確じゃないことです。あとから、こっちの問題もあってるというようなことになると責任が問われます。過去に出題した問題を改めて出すことで、これら2つの問題を解決することができます。
反対表現で絞り込む
選択肢の中に、反対のことを言っている文章があれば、そのどちらかが正解である可能性が高いです。
出題者からすると、問題を作る中で絶対に間違いである選択肢を作ることで、問題作成の労力と失敗の可能性を低くすることができます。
ひっかけもヒント
出題者は,受験者をまどわすために,「ひっかけ」となるような選択肢をしばしば作成します。
「ひっかけ」の選択肢は,なぜか正解の選択肢と形式的によく似ている(文頭や文末の表現が一致している)ことが多いのです。
なので、似ているのが選択肢にあればどちらかが正解な可能性が高いです。
もちろん例外もありますが,試してみる価値はあります。
長文問題は後ろの方が正解?
問題が長く解くのに時間がかかる問題の答えは選択肢の後ろの方にある場合が多く、逆に問題が短くて、解くのに時間がかからない場合は選択肢の前の方に答えがある場合が高いようです。
出題者からすると、受験者があてずっぽうで正解するのを防ぎたいんです。長文問題で時間が無くなってきたときに、受験者は焦って、選択肢の前の方を選択する傾向があります。出題者は、受験者の実力を正当に測りたいので、こういった勘で正解をふせぐために選択肢の後ろの方に正解を用意します。
長文問題でどうしても時間がない場合は、選択肢の後ろの方を選ぶと正解する可能性があるかもしれません。
英検準2級の裏ワザの徹底解説について
英検準2級に最短で合格するには、まず英検準2級の難易度や合格ラインをしっかり理解する必要があります。ゲームでもボスを倒すには、ボスと必要な装備を知るところから始まります。
英検準2級の試験内容は、一次試験にリーディング、ライティング、リスニング、二次試験に面接があります。
英検準2級が難しいと言われる理由は以下の5つです。
- 合格率が低い
- 長文の穴埋め問題がある
- 単語力が求められる
- リスニングが一回しか読まれない
- 面接がある
英検準2級に受かるための対策は以下の5つです。
- 単語力の向上
- すべての基礎の文法をマスターする
- ライティングスキルを高める
- リスニングスキルを磨く
- 面接対策を行う
基本的には対策を行って、英語力を鍛えて英検準2級で結果を残すのがベストですが、緊急の場合は以下の裏技を試してみましょう。
- 過去問を解きまくる
- 反対表現で絞り込む
- ひっかけをヒントにする
- 長文問題は後ろの方が正解
英検準2級の裏技を徹底解説したこの記事に関して、質問や気になることがあればぜひ下のコメント欄から聞いてください。なんでも答えますよ!
コメント